痛いところを見る

ある女性芸人が、久しぶりにお笑い番組に登場していた。
婚活を優先するとかで、テレビでしばらく見なかった。
「ブスいじりが嫌なんじゃなくて、
ブスいじりのせいで結婚ができひんのが嫌なだけ!」
と本人はブログに書いていて、
どうも結婚したいようなのだが、テレビでの活動によって
それが阻害されているのだということのようだ。
でも、このとき登場して
「結婚できないのはブスいじりのせいだと思っていたけど違った!」
と言っていた。
これが本当なら、彼女はすごい気づきを得たと思っている。
自分が結婚できない理由を「ブス」に求めていたほうがラクだ。
もっと人格的なところが理由だったとしたらショックだ。
でも、その本質的なところに自分で目を向けようとしているのが素晴らしい。
ブスであっても結婚できている女性芸人はいくらでもいる。
そういう人がなぜ結婚できているのか、考えてみるといい。
顔で結婚が決まるほど、世の中は単純ではない。
ラクなところに逃げ込まず、自分の痛いところも見つめることだ。