「後半はいいゲームをした」は本当か

ラグビーやサッカーで、前半はメタメタにやられていても、
後半はいいゲームになることがある。
先日のラグビーの日本代表のゲームでは、
前半30点差以上つけられ、後半は1点及ばなかっただけだった。
サッカーの日本代表のゲームでは、
前半3点取られ、後半1点取っての敗戦だった。
これをもって「後半は互角だった」というのは単純すぎるだろう。
前半大差がついたら、相手は「もうこの試合はイージー」と考える。
考えなくても自然とそうなる。
後半いい試合をしたからといって、次に前半からそういう試合が
できるとは限らない。限らないというか、たぶん無理だろう。
「後半がんばった」ように見えると、いろいろな課題が
覆い隠されて、なかったことにされてしまう。
それではいつまでも強くなれないよ。
後半いいゲームをしても実力が伯仲していることには
決してならない。
このことをわかって、謙虚に結果から学ばねばならない。