ハチミツは単なる花の蜜ではない

ハチミツというのは、単なる花の蜜と思っていたけど違うんですね。
花の蜜は砂糖と同じ成分だ。
しかし、それをハチが吸ってハチミツになったときは、
ミツバチの唾液に含まれる酵素によって、花の蜜がブドウ糖と果糖に
分解されたものになっているのだそうだ。
すでに酵素で分解されて吸収されやすくなっているので、
体が弱っている人とか、病人にもいいわけだね。
しかも花の蜜のときには水分が8割あるが、
ハチミツになると2割に濃縮されている。
ミツバチが花の蜜を羽根であおいで水分を飛ばして濃縮するのだという。
水分が少ないほうが腐りにくいからだ。
ミツバチの体には蜜胃という蜜専用の胃袋があって、
弁がついていて、腸に流れていかないようになっている。
蜜を巣にためるときには蜜を吐き戻し、
自分が飛ぶためのエネルギーにしたいときは、弁を開いて
腸で消化してエネルギーに換えるわけだ。
うまいことできているものですねえ。