つまれるとピンチだけど……

子どもが育てていたアサガオに種ができた。
小学1年生はだいたいどこもアサガオを育てるらしい。
できた種は、次の一年生に渡して育てていく。
アサガオは、先端を切断すると、葉のわきにある
わき芽が伸びて主の茎となる。
先端部分を頂芽というんだけど、ここからオーキシンという
植物ホルモンが出ていて、それがわき芽の成長を
抑制しているんだって。
つまり、切られたときだけ発動する予備の芽ってわけだ。
植物もいろんなところでリスクヘッジしているんだね。
ちなみに、つまむことをピンチという。
芽をつまれると、生命体として危機に陥るので、
つまむ=ピンチになったわけだ。
それでも生きていけるなら、
ピンチをチャンスに変えられるかもしれない。