宮島詣で②

宮島には厳島神社のほかにも見るべき史跡があります。
そのひとつが千畳閣でしょう。
豊国神社の本殿で、豊臣秀吉が老年になってからつくったのですが、
結局、完成を見ないまま秀吉は没します。
千畳ものタタミが敷けるほどのだだっぴろい建物なのですが、
秀吉が財力にものを言わせてつくっただけあって、
堅牢感があります。
実際は857畳しか敷けないのだとか。
両端の鬼瓦のところには、太陽と月の装飾が施してあって、
陰と陽を示しているのだそうです。
戦没の兵を慰霊する建物だったようなので、
あの世とこの世を示す、そうした装飾をしたのでしょう。
帰り際には、名物の「あなご丼」を食べた。
だいたい2000円ぐらいする。
東京駅で売られている駅弁のように硬くなく、
甘すぎず、辛すぎない味付けで炊いたあなごと
ご飯が絶妙にマッチしておいしかった。
今度は岡山帰省ついでに家族で行きたいものです。