人類はマラソン2時間を切れるか

「Breaking2」というイベントが行われた。
スポーツメーカーがスポンサーとなって、
ラソンの42.195キロで2時間切りを
達成しようというものだ。
管理された環境の中で、風圧を極力少なくするように、
風よけのランナーを前に走らせながら、ペースを機械的
管理しながら走って、2時間を切ろうというものだ。
3人が走って、最速ランナーのタイムは2時間0分25秒だった。
わずか26秒足りなかったわけだ。
とはいえ、これは走りのポテンシャルとして、人類がどれだけの
可能性があるのかを示した試みなのであって、
ラソンではないと言える。
ラソンというのは、相手との駆け引きや自然条件など、
ランナーが思い通りにならない状況をいかに克服するか
というスポーツでもあるからだ。
とはいえ、何十年も先には2時間切りというものを
夢想する、おもしろい試みだとはいえるね。