まつぼっくりは水につけると閉じる

子どもが学校から帰ってきて、
まつぼっくりを水につけていました。
学校で「水につけると、広がったまつぼっくりが
閉じるんだよ」と聞いたというのです。
数時間、水につけた後のまつぼっくりを見ると、
確かに開いた状態のものが、閉じていました。
調べたら、閉じた状態から乾燥させると、また開いてくるみたいです。
なぜそんなシステムになっているかというと、
雨の日には種を拡散させないためらしい。
まつぼっくりは開いた状態から、その隙間からタネが飛んでいく。
雨の日は、まつぼっくりが水分を感知すると、
タネが飛んでいかないように閉じるんですね。
雨に打ち付けられると、タネはすぐに地面に落ちますからね。
雨が止むと、また開いて種が飛んでいくことができるというわけ。
いつもながら、植物のしたたかさには関心させられます。
こういう「生き残るための知恵」はきっと人間にも大いなる
学びになるはずです。