消費増税の再延期

政府が消費税増を先送りするという。
そういうウワサはこれまでにもちらほらあったが、
その都度、首相が打ち消してきた。
ところが、ここにきて増税延期である。
政府はこれまで緊縮財政はせず、どっちかというと財政出動
論じられるくらいの放漫財政でやってきた。
そのせいで、借金が膨らんでいるのだが、それをどうにかしようと
いうことで、インフレを起こそうとしている。
通貨量を増やし、ゼロ金利を導入して、バブルを起こしてでも
インフレに導こうとしている。
インフレすれば、借金の実質は目減りする。
増税延期は景気が悪いからというのだが、確かに消費が落ち込めば、
消費税は増えないし、全体的に税収は減る。
けど、消費税を増やさないというのは、財政再建に取り組む気がない
と言っているようなもので、これが世界に与えるメッセージとしては
けっこう大きなものがある。
本当は消費税を増やすのではなく、企業税収を増やすすべきなんだろうね。
いまはどう考えても「持てる人」がさらに持てるようになるための税制で
あって、富の再分配がうまくいってない。
私たち庶民はもっと怒っていいはずだ。