1次産業の未来

森林インストラクターの試験を受けるにあたって、
林業について学んだ。
去年は突貫工事で、農業とJAについての本をつくった。
今度は漁業についての本をやることになった。
本を一冊まとめるには、それなりの周辺情報も勉強する。
多い時には、関係書類を10冊ぐらい読む。
(ある小説家は100冊ぐらい買い込むらしいが)
そうすると、かなりわかった気になれる。
人前でいっぱしの講釈をたれることができるようになる。
(半年後には大半を忘れてしまうのだが)
これらの1次産業について、いろいろ学んでいくと、
同じような状況があるのに気づく。
それは、有効な手段があるのに、しがらみが邪魔して
改革のスピードが遅いということだ。
日本人というのは、慎重なのか、臆病なのか、それともその両方なのか、
変化に対するリスクを過剰に見積もるクセがある。
一方で、エネルギーと情熱を持った声の大きい人が1人いれば、
大胆に変われるのも日本だ。
みんな自分がかわいいから、自分の生活が大事だが、
思い切って大胆な改革を試しにやってみるという精神が
もうちょっとあったほうがいいかもしれない。