書いてあることはほとんど同じ

ラグビー日本代表の前監督、エディ・ジョーンズさんは
ビジネス書をよく読むそうだ。
そしてこういう。
「書いてあることはほとんど同じです。
私が本を読むのは、言い回しを学びたいからです」
ビジネス書をよくつくっているライターから見ると、
「書いてあることは同じ」というのは、
的を射た意見だと思う。
20,30冊も読めば書いてあることが同じだと
ほとんどの人は気づくでしょう。
仕事の原理原則というのは、その「同じこと」なんです。
どの本にも共通することが、原理原則です。
これってもはや「人の道」みたいなもんです。
「失敗したり、間違っていたら謝る」
「借りたものは返す」
「ちらかしたら片づけをする」
昔、「人生に必要な知恵は幼稚園の砂場で学んだ」という
本があったけれど、砂場で学んだようなことを、
言葉を変えて、ビジネスの場に適用させただけ。
親や先生、上司、先輩から学べる人は、本を読んで学ぶ必要はない。
けれど、学校や会社に通わなくなると、教えてくれる人がいなくなる。
そこで本を読んで、もう一度、思い起こすことが必要なのだ。