『公務員の異常な世界』

公務員改革については、大阪で元府知事であり、
現市長の橋下氏が辣腕を振るっている。
国政でも国家公務員の新規採用を減らすとか、議員歳費を減らすとか
いっている昨今、公務員改革はまったなしでしょう。
というのも、増税議論がなされるときは、必ず「先に歳出削減せい」と
いう話になるからだ。
その公務員の現状が赤裸々につづられているのがこの本。
ひどい話を集めないと売れないから、
確かに異常な話がたくさん並んでいる。
想像を絶する世界だ。
給与・手当・休暇・官舎について優遇されている様子がわかる。
本に葉現状を伝えるのが中心で改革案などは書かれていない。
世界中の公務員の世界は同じようなもの(日本はまだまし)なので、
公務員という制度自体が難しいシステムなのだと思う。
私の感覚からすると、お役所ほど頼りになるところはない(税務署を除いて(笑))。
各種補助をしてくれるし、困ったことはなんでも聞けば教えてくれる。
なのに、働かない一部の人のせいで尊敬されないのは不合理な気がする。
公務員が誇りを持って、堂々と働けるシステムを考え出さないといけないね。
律令制ができた聖徳太子の時代から
それができてないから極めて難しいのだけど。