血管年齢は正しいか?

健康具合を計る指標として血管年齢っていうのがある。
この「〜年齢」ってのはよく出てくる。
肌年齢とかね。
ああいうものはだいたい、サプリメントや器具を買わせるために
開発された指標だと思う。
確かに年齢を減ると、血管は弾力を失って硬くなる。
硬くなると、いろんな血管の病気を引き起こすのは事実。
でも、その硬さが血管年齢で本当にわかるのか。
何やら最近、芸能人がしょうがと黒酢をいっぱい飲んだら、
血管年齢が何歳も低くなったというので話題になり、
黒酢が品薄なのだという。
しょうがも黒酢も体にいいことはわかってたはずなのだが。
よく世間話の中で、「日本人ってすぐにいいって言われるのに
飛びつくクセあるよね。単純だよね」という話になるが、
周りで思わず買ったという人に出会ったことがない。
野菜とか海藻が体にいいのは当たり前だし、
どんなものでも食べ過ぎると体に悪いのも当たり前。
どんな健康法もこれまで出たものの組み換えに過ぎない。
商売的には「既存のものを組み合わせて新しいもののように見せる」
のは正しいけど、消費者としてはそれに踊らされないようにしたいね。