「十戒」

BSでやっていた「十戒」という映画を見た。
いわずと知れた「出エジプト記」を題材にしたものだ。
1956年の映画なので、いまの感覚で見れば
特撮技術の面ではチープな場面もある。
でも、それを差し引いても映像技術がすばらしく、
ストーリー的にもとても引き込まれるものだった。
ヘブライ人(ユダヤ人)がエジプトで奴隷として使われている。
ところが、ひょんなことから奴隷の子がエジプト王に拾われ、
将来のファラオと嘱望されるようになる。
それがモーセだ。
ところが、モーセは自分の出生の秘密を知り、
同胞であるヘブライ人たちの解放を目指す。
もっとも有名なのが、海を割ってヘブライ人たちを逃がす場面だ。
最近の研究で、ある気象条件が揃えば、「海が割れる」とまでは
いかないまでも、似たような現象が起こる可能性が指摘されている。
「海が割れる」は、まったくの創作とは言えないのではないか
と言われているのだ。
ともかく、旧約聖書を知る上でこのエピソードは欠かせないので、
いろいろとおもしろく、勉強になる映画だった。
この手の映画は見れば教養になるのでおススメです。