イヤミなこと

テレビに出てくる人たちがどんどんマイルドになっていると感じる。
きわどい発言をしたり、聞きにくいことをあえて聞くといったことが
なくなり、毒にも薬にもならない発言をする。
毒舌で売る人は少なくなり、やさしいだけの人がメイン司会で
多くなった。
夕方7時代は特にそうだ。
あと、教養を感じさせる番組は、クイズ番組だけになり、
話芸で教養を拾うする番組がなくなった。
教養を披歴することが、
「イヤミなこと」ととられるようになってしまった。
そのため、おバカタレントのようなものも生まれた。
視聴者は自分よりもばかっぽい人を見て安心するから、
こういう人を出しておいたほうが視聴率が上がるんだ
と、テレビ局側は思っているのだろうか。
テレビはよくも悪くも世相を映す。
流行ではなく、時代の流れを見るにはテレビは格好の素材だね。