正直さウリになる時代

テレビを見ていると、時代というのがわかるね。
いま売れている人は、正直な人か安全な人のどちらか。
いまはネットで裏事情、大人の事情みたいなのは
全部バレるから、自分をさらけ出して、正直に本当のことを言う
人が支持される。
それに、下手な意見はネットでさんざん叩かれるから、
当たり障りのないことを言う人が受ける。
一見、過激な発言をしているような人でも、
その場の空気を読んで、みんなが納得しそうなギリギリの
発言ができるという意味では、「安全な人」なのだ。
完全に安全な人は、ウッチャンナンチャンなどで、
ギリギリ安全な人は有吉弘行、田村淳などだろう。
正直な人の代表は、渡辺直美がそうでしょうね。
ギリギリ安全で、正直でもあるという二つの要素を
兼ね備えているのが坂上忍だろう。
テレビやラジオ、出版業界など、IT関連の人たちがいう
「旧メディア」においては、ネットの影響から逃れることはできない。
そうであるなら、ネットの影響を逆手に取った戦略を考えればいい。
これからは「正直な本」が支持されると思う。