時がたてば

岡山県では深夜に関西のお笑い番組がよく流れている。
受験勉強の合間にそういうのをよく見ていた。
中でもおもしろかったのが、
上岡龍太郎笑福亭鶴瓶パペポTVだ。
この『鶴瓶・上岡パペポTV』は1987年から98年まで
11年間に渡って放送されたもの。
私は中学3年か、高校1年ぐらいから、大学2年ぐらいまで見ていた。
東京に来ても深夜放送されていたのを録画していた。
いまは当時のVTRがyoutubeで見られる。
20年ぶりぐらいに見てみると、当時とだいぶ印象が違った。
昔のパペポは、鶴瓶がボケかとおもったが、今見ると上岡がボケ。
上岡がボケるのをつるべが突っ込むという図式だ。
上岡の危ない発言をつるべがどうにか制御するというパターン。
もちろん、逆につるべの暴走を上岡が止めるパターンもあるのだけど、
昔はその印象が強かった。でも、いまは
「上岡さんもけっこうボケてるんだな」というのに気づく。
で、当時はつるべのしゃべりがおもしろかったのだが、
いまとなっては上岡の毒舌が心地いいのだ。
上岡龍太郎の視点は本当に鋭いものがあって、
この人に本を書かせたら、おもしろいものになるだろうと思った。
まあ書くよりもしゃべるほうがいいのだろうけど。
上岡さんの聞き書きなんかできたら、おもろい本ができそうなのだが。*