子どもとかかわるから親になる

先日は結婚式に久々出席したが、またおめでたい話を聞いた。
いつも一緒に仕事をする編集のOさんに子どもができたらしい。
結婚12年目ということで、待ちに待った赤ちゃんだ。
結婚式とか子どもができたとか、何かほんわかと
こっちもうれしい気持ちになるから不思議だ。
あれはなんなんでしょう。
「パパさんの先輩としていろいろ教えてください」
と言われたのだが、教えるなんてとんでもない。
でも、思うところはある。
自分で思うのは、子どもが生まれた瞬間に
「親」になるのではないということだ。
子どもとかかわっているうちに親になるのだと思う。
子どもは生まれた瞬間からかわいいわけではない。
子どもとかかわっているうちに手をかけた存在として
いとおしくなってくるのだ。
とくに男というのは、生まれた瞬間に身体の変化が
あるわけではないからなおさらだ。
最初はいやいやでも、かかわっていくから、おもしろくもなるし、
慣れもするし、子どもをかわいくも思うようになる。
子どもを育てる自信がないなんていう人がいるが、
そんなもん最初からある人なんて気持ち悪いだろう。
子どもとかかわる気があるかどうかだけでよい。
その気があればなんとかなる。
3人の育児をしていて、最近それをよく思うのです。