「アラビアのロレンス」

オスマントルコの支配から、アラブの国々を開放させようとした
英国軍人ロレンスの物語。
米英というのは、どこにでも出て行くね。
それはもう今に始まったことじゃない。
ロレンスの活躍というより、アラブの論理ってこうなのね
ということが勉強になる映画だ。
彼らには近代国家の概念はそぐわないね。
部族間の枠組みのほうが強い。中国にも似たところがある。
米英の場合、民族より国家の枠組み意識のほうが強い。
話がかみあわないんだよね。
まあ、それもそのはずという気もする。
近代国家の概念は米英が主導して世界に広めたものだと思うから。
とくにイギリス。そのほうが植民地支配に好都合だったのかな。
あと、砂漠の過酷さというのも嫌というほど伝わってくる。
アラブの論理っていうのは、砂漠を抜きに語れないんだよね。
完全版3時間50分だったので、2日に分けて見たが、
今度、時間のあるときにもう一度、ゆっくり見たい作品だった。