言論の自由と権力

安倍政権がメディアに圧力をかけているという。
ある報道番組に公平中立な番組作成を要請したというのだ。
安倍政権は海外メディアにもそういう要請をしているらしい。
「圧力をかけてはいない」と政府は反論するだろう。
でも、相手が圧力と感じる状況もある。
特に権力を持っている人からの「要請」は「圧力」と感じる。
この構図はパワハラなどにもいえる。
権力を持っている人は、自分の言動が圧力にならないように
注意する必要がある。
権力があるとさぞ楽しいだろうと思う。
相手を意のままに操ることができるのだからね。
ことに言論の自由に対しては、圧力と受け取られかねない
「要請」は慎重に行う必要がある。
そして、メディアは過大に「圧力」として受け取ることなく、
過剰な自主規制をするべきではない。
いまはSNS全盛だから、過度に公平中立を欠く言論は炎上する。
自由な言論を封殺するような権力に対しては監視が必要だ。
こういう話題に、世間はもっと敏感になっていい。