風邪には湿度対策が有効

20代の後半に風邪がもとで副鼻腔炎蓄膿症)になったことがある。
風邪気味でスキューバダイビングをやったものだから悪化させたのだ。
ドラクエのスライムみたいな鼻水がとめどなく流れるので、
できるものなら、鼻を取り替えたいと思ったほどだ。
そのとき、当時の会社の近くの耳鼻科で治療した。
気体になった薬を鼻から噴射するというもの。
それによって副鼻腔が殺菌されるというもの。
何度も通ったおかげですっかり治った。
そのとき、耳鼻科医院でパーテーション越しに、
医師の声が聞こえてきた。
「風邪による喉の炎症ですね。保湿するのがいいですね。
寝る時に部屋に濡れたタオルを一枚干しておくだけで違います」
というのを、何度も何度も聞いた。
今年の冬は加湿器を一家5人が寝る部屋に導入したおかげで
みな風邪をひかずにすんだのだと思う。
風邪のウイルスはほとんどは空気感染する。
つまり、感染した人のせきやくしゃみによって吐き出された
ウイルスが空気中を漂い、それを吸い込むことによって
ウイルスが体内に侵入する。
ノドの粘膜が乾燥していると、そのままウイルスの侵入を許して
しまうが、潤っていると咳やうがいで体外に排出されやすい。
マスクをするのもノドを乾燥から守る意味がある。
まだ油断できない季節なので、寝室の湿度を上げて
本格的な春までを乗り切ってくださいね。