「なぜラグビー?」への答え

この時期になると、大学ラグビーの全国大会のゲームを
録画して毎夜見ている。試合数が多くて見切れない。
15年間野球をやっていたという話をすると、
「なんでラグビーなの?」といわれる。
「おもしろいから」とか、「相手を尊重する精神がすばらしいから」
とか、話し出すと長くなるから、一言、
「野球やサッカーは応援する人がいっぱいいるから」
と答えることにしている。
子どもにもラグビーをやらせたい。
それは精神がすばらしいからというのが本当の理由だが、
それを説明すると長くなるから、一言、
「野球やサッカーはライバルがいっぱいいるから」
ということにしている。
こういったほうが話が早いのだ。
ラグビー精神がどんなものか、深いところまで説明できないから
かもしれないが、たとえばこんなことだ。
ラグビーはトライした選手は、自分で派手に喜ぶことは少ない。
それは自分ひとりの力で取ったものじゃないと思っているから。
仲間への感謝がそこにある。
そういったことを子どもにも学んでほしい。
単に筋肉ムキムキの大男が体をぶつけ合っているのではない
ということがわかると、もっとラグビーはおもしろくなってくる。