最終日のパーティ

12月26日に最後の会社勤務の日を終えて、
16年間のサラリーマンライター生活に終止符を打った。
正確にはちょうど15年と9か月である。
26日には同じ会社の人、一緒の部屋にいたフリーランスの編集者さん
たちが全員、集まってささやかな忘年会を催した。
私のために集まってくれたわけではなかっただろうが、
久々というか、初めて13人全員が集まった。
最後の日は多少感傷的になるかなと思ったが、ぜんぜんならなかった。
せいせいしたとも思わなかった。
たぶん、これからも何らかの形で仕事を一緒にする日もあるだろう
と思えたからかもしれない。
感傷に浸っている場合ではなく、これからは明日食べる糧を
稼がなくてはいけない。
走り続けていないとすぐに止まる。
ハムスターの輪みたいなもんだが、彼らがやっているより
少しはまわすのが面白い仕事だと思っている。