当事者意識が必要

もっと他にいうべきことがあるように気がする。
小学3年生の子が自宅で鎖につながれ、虐待していることを
同級生が見つけ、「助けてあげて」と通りがかりの大人に
訴えたので、発覚した事件があった。
新聞は行政が後手にまわったとサラっと書いていた。
新聞は公務員批判しかしない。
学校、役所、警察の対応を批判する。
日本人って、ほんとお上が好きだ。
お上が好きで、信頼感と期待が高いから批判する。
こういう事件が起きたとき、いつも思うのは市民不在だってこと。
私はそこらにいる普通の人の責任にも言及すべきだと思う。
子どもたちは気づいたのに、周りの大人はなぜ気づかなかったのか。
それは近所と付き合わず、子どもとまともに話をしないからじゃないのか。
子どもといろんな話をしていれば、○○君の様子がおかしいとか
なんとか情報が出てきたかもしれない。
人間関係の希薄さとか、もっと根本的な事に触れるべきだ。
そもそも新聞はそういうことを検証するようにできていないのだろうね。
もちろん、一般人より公務員組織を批判するほうが
やりやすいのだろうけど。
私たちはこういう記事を「役所はいつもダメだなあ」と読む。
そこにはお上に対する依存心が根強くある。
当事者意識をなくしている。
私たちがお上に対する他力依存を改めない限り、
こういう事件は未然に防げない。