政治家の本音と建前

政治家の本音と建前というものを見る気がする。
小泉純一郎元総理が原発ゼロをまだ訴えている。
田中真紀子さんなんかもそうなんだけど、
政権から離れると、ガラッと言うことが変わるよね。
私など、彼らが政権にいたころの発言には違和感を覚えた
のだけど、政権から離れたときの発言には共感することも多い。
たぶん、いま政権にいる政治家もそうなんではないかと思う。
本音のところでこうなんだけど、建前としてこう言わなきゃいけない
あえてこう言わなきゃいけない、あるいはこういうことは言えない
という制約が一杯あるんだろうと思う。
それはアメリカさんにちゃんと意見できないから。
守ってもらっている以上、強気なことは言えない。
対等ではないんだからしかたない。
あと、政治家が情報を得る先は、
政権だと官僚になってしまうのも大きいと思う。
官僚の世界は権力組織だから、権力が維持されるように力学が働く。
それが国益とはまた違ったものになることもしばしばだ。
いまのところこういう構造を変えるアイデアは存在しない。
私たちができることは、少しでもまともな政治家を選挙で選ぶことだけ。
まずそれをやってからだね。