「怒られると思ったんだろうねえ」

「怒られると思ったんだろうねえ」という話。
次女がテーブルの脚に額をぶつけて、縫った日のこと。
けがの直後、私も妻もその瞬間を見ていなかったので、
「何やってたの?」と子どもたちに聞いた。
すると、長女は「見てない」「わかんない」
次女は「覚えてない」と繰り返すばかり。
そんなはずはないだろうと思いながら、
ふたりともショックを受けているだろうから、
それ以上は追及しないでおいた。
病院で抜歯して、自宅に戻ると、子どもたちの口から
長男を寝かしていたプレイシートに、長女がのっかり、
それを次女がひっぱって遊んでいたところ、
手がはずれて、その勢いで額をぶつけてしまった
という意味のことを自白した。
たぶん、怒られると思って、そのときは言わなかったんだね。
それとも本当に気が動転していたのか。
次女は、「絆創膏、貼る〜」とのんきに言っていたぐらいだから、
事態の深刻さを把握できていなかったと思う。
自分も身に覚えるのあることだけに、
彼女らの考えていることはよくわかる。
まあ、何にせよ、大事にいたらなくてよかった。