祖父母宅の売却話

父方の祖父母宅の売却の話を原稿にする機会をいただいた。
親の家をどう処分するかという話をまとめて
一冊の本にするのだそうだ。
私の父方は岡山県中部の出で、母方は岡山市内だ。
その中部の田舎の家を数年前に、知人に売却した。
そのときの話を父から聞いて、原稿にした。
私が知らなかった話も出てきて、
話を聞くのも、原稿を書くのも、結構おもしろかった。
昭和の20年代ぐらいまでは、ほとんど自給自足の生活を
行っていたようで、里山生活そのものだったらしい。
山から木を切り出して、日常の煮炊きと風呂をまかない、
暖房も炭でとった。
炭は自分たちで炭焼きしてつくったし、井戸から水を引いた。
牛がいて、それで田畑を耕したという。
原稿は本になる前に実家に送るつもりだ。
できるだけ周囲の多くの人に読んでもらえたら嬉しい。
そして、大きくなったら子どもたちにも読んでもらいたい。
そうやって、命がつながってきたんだということを
実感してほしいのだ。
機会があったら、また現地にも行ってみたいと思う。