クラウド・ファンディングとは

クラウド・ファンディングってのを知ってますか?
前に、みんなから品物を買ってもらうんじゃなくて、
寄付してもらうことで収入を得るというのを、
農業者の話や、ミュージシャンの話として書いた。
それはクラウド・ファンディングというんですって。
アメリカで生まれた新しい資金調達の方法で、
日本でも数年前からサービスが登場している。
銀行などが価値を見出しようがないものや、
まだごく小さなアイデアの卵のようなものに対して、
大衆から寄付という形で資金を集めることをいう。
いろんなアイデアに対して驚くほどのお金が
集まっている。
なぜなんだろうと考えたとき、
思い当たることがいくつかある。
1つは、「中間搾取」みたいなものに対する嫌悪だ。
卸や発売元といった、流通には必要な機能を
「中間搾取」としてみる傾向がいまの世の中にある。
だったら、新しいアイデアをもつ人を直接支援して
あげたいという思いがあるんじゃないか。
もう1つは、震災の影響。
震災以降、消費に対して意味を見出すようになった。
どうせ使うなら、もっと自分で意味を考えて使おうか、
そういうことではないかな。
この潮流はしばらく続くのかも。