緑は健康によい

最近、イギリスの医学雑誌に「緑は健康によい」という
研究レポートが掲載されたのだそうだ。
不安障害、うつ病などの患者が、緑の多い地域に居住している
人のほうが少ないとか、循環器系、呼吸器系など他の疾患に
ついても緑の多い地域のほうが患者が少ないんだって。
こういう調査は、自然科学の調査ではないんだけど、
統計的に意味のある差が出ているもので、
信憑性のある研究として評価される。
環境が人体にどんな影響を及ぼすかという因果関係を
証明するのは簡単なことではない。
人体実験をするわけにいかないですからね。
植物から発せられる何らかの化学物質が
体の器官にどう作用するかというのがわかるのは、
まだまだ先のことになるだろう。
でも、私たちは経験的に緑に囲まれたところにいくと
気持ちいいってことを知っている。
体の素直な反応ですよね。
そういうことが感じられない人は、
研究データを信用して、まず緑のあるところに
身を置いてみてはいかがだろうか。