外国人に教えてもらうこと

いまテレビを見てて気づくのは、外国人が出てきて
日本と世界の国々はどう違うか、日本にはこんないいところが
あるっていう話をする番組が多いってこと。
これは本でも同じなんだけど、「日本はこんなにすごい」
というのが売れているそうな。
10年前の不景気のときもそうだった気がする。
読んで元気になる本が売れた。
たとえば、日本のものづくりはこんなにすごいんだという話。
外国人に教えてもらわなくても、知っておくべきことはある
だろうにと思ってしまう。
でも、外から指摘してもらわないとわからないというのは
確かにあるんですよね。
日本には四季がきっちりあって、自然の変化が美しい
なんてことは、日本人を長いことやっていれば当たり前で、
そのことが特別だということはわからない。
「内側にいる人はわからない」ということは多い。
地域の活性化のために変革できる人は、
よそ者、若者、バカ者だという言葉があるけど、
そのとおりで、よそ者だからこそ気づくことがある。
とはいえ、本来、日本のいいところなんて、
日本人が気づいて外国人に胸を張って言えるようでないとね。
それが「誇りに思う」という状態だ。
外国もいいけど、もっと近場を、足元を見る必要があるね。