万国旗はいま

10月は体育の日がありますが、
運動会に参加した親御さんも多いのではないでしょうか。
私も子どもたちが通う運動会に参加しました。
そこで気づいたのは、万国旗の代わりに子どもたちが
描いた絵が飾られていたことです。
かつては運動会に万国旗って当たり前でしたよね。
いまは万国旗を使わないそうです。
万国旗は、万国でもなんでもなく、20カ国ぐらいの
国旗しかないんですってね。
それだと、ない国の人に失礼ってことらしいです。
日本にもだんだん外国人が増えていますから、
なんで私の国の旗がないのって思う人はいるでしょう。
でも、そういう少数派に配慮するあたりが
なんとも日本的ではありませんか。
どうせなら、本当に万国旗をつくったらどうか。
子どもたちに二百数十の国と地域の旗を描かせるんです。
描く過程で世界にはこんなにたくさんの国・地域があるんだ
ということもわかるし、国というくくりでは単純に割り切れない
英国とそれを構成する「国」の関係とか、中国と台湾の関係なんかを
学ぶことができると思う。
そのことで、運動会はオリンピックと同じで平和を象徴する
イベントだってことも意識できると思うのです。