重荷を背負って

疲れた心と体に、はい一本。
名言サプリ 其の288


人の人生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し
徳川家康


徳川家康の訓示は、次のように続きます。
人の一生は重き荷を負って遠き道を行くが如し、
急ぐべからず不自由を常と思えば不足なし
心に望み起こらば困窮したる時を思い出すべし
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え
勝つことばかり知りて負くることを知らざれば、害その身に至る
己を責めて人を責むるな
及ばざるは過ぎたるに勝れり


ホトトギスが鳴くまで待つ」家康の性格がよく出ていますね。
私は、信長、秀吉、家康の三傑のうちでは、家康タイプだと思う。
我慢づよく、粘りづよく、じっと耐える感じ。
とくに最後の及ばざるは過ぎたるに勝れり、なんかは
とても人柄を表している。
家康は幼少時代に人質生活が長かったために、
こうした我慢強い性格が培われたといわれる。
高望みしない心情は、現代人の心もちにも似ている。
信長、家康に比べて、物語に取り上げられることは少ないが、
今の時代には家康タイプが、実は受け入れられやすいのではないかな。