認知症について知る機会

私が住んでいる地域では、市役所から防災無線
不明高齢者の捜索願いみたいな放送がたまに流される。
性別や年齢、背丈、衣服など、けっこう詳細な情報が流される。
行方不明になっているので、住民の人たちに探してもらおうと
いうもので、見つけたら最寄りの交番、市役所の事務所などに
届け出てほしいということをアナウンスしている。
たぶん、徘徊する高齢者だけがこういう処置になるのだと思う。
ほとんどが認知症で、自宅で生活する高齢者のはずだ。
家族からの通報を受けての処置だと思う。
認知症以外の人の場合は、3日後に捜索願が出されることになるはずで
こうした処置にはならないと思う。
今後、ボリュームの多い団塊の世代が70代になるため、
認知症の人は増えると言われている。
なのに、社会の認知症の人への理解はあまりにも乏しい。
周囲の人が認知症になる前に、
認知症のことを知る機会があればいいのだが、
忙しい現代人には難しいだろう。
やはり学校で教えるしかないのかとも思うが、
そこまで学校に委ねるのは酷というもの。
何かいい方法がないものか。