真面目さと公共の意識

企業に取材すると、たまに「他社にもやってるんですか?」
といわれる。
大企業などは多くの取材依頼が寄せられるため、そのすべてに
応じていられないのか、ただ、面倒くさいだけなのか、
「他社が受けるならうちも受けとくか」と思っているような
節がある。横並び意識がある気がする。
だいたいスポーツ選手でもなんでも、とりあげてくれる
回数が少ないうちは喜ぶが、それが当たり前になってくると
「もう勘弁して」になってくる。
そういう意識の人に快くやってもらうためには、
消費者や読者を意識した目線で訴えることが必要。
どこかに「社会のため」というのがあれば、
けっこう取材に応じてくれる。
そこは日本人の真面目さであり、公共の意識が高い国民性が
あるのだと思う。