「早く」が口癖

ついやってしまいがちな育児が、
「早く早く」っていうやつ。
もう口癖になってしまっている。
大人は先の予定を見越して時間管理しているけど、
子どもにはそれがわからない。
それに身体的、精神的に子どもは早くできないこともあるし、
早くできないときもある。
それでも親は早く早くといってしまう。
ある東大生の親の手記を読んだとき、
そのお父さんは、自分が親から言われて嫌だったことは、
子どもにも言うまいと心に決めたという。
それが「早くしなさい」だった。
「早く」といわれると、考える時間がなくてあせってしまい、
やることが雑になってしまったのだという。
考えさせられる話だ。
こっちに心の余裕がないと、どうしても早くしなさないと
言ってしまう。
でも子どもだって、精いっぱい早くやっているかもしれない。
『「早く早く」が子どもをダメにする』という本もあったっけ。
できるだけ「早く」を言わなくて済む育児をしていきたい。