やってはいけない願いごと

そろそろ七夕ですね。
短冊に願いを書くのは、子どもたちの専売特許だったのですが、
今はスーパーなどに竹が置かれ、大人たちも書きこんでいます。
なぜ願いを書くのか、それでなぜ願いが叶うのか、
その背景は知られていません。
よく観光地などでも、「ここで●●をしたら、幸せになれる」
というのがありますが、ウソでもいいから、なぜそう言えるのか、
ストーリーを考えてほしいですよね。
七夕といえば、織姫と彦星ですが、彼らと願いごとが叶うことを
つなげる何かストーリーでもあるんでしょうか。
調べたら、中国で手芸の上達を願う祭りと一緒になって、
日本に入ってきたのが七夕なんだそうです。
日本には詩とか歌とか芸事の願掛けをするようになったのだとか。
だから、かつては習字がうまくなるようにとか、25メートル泳げるように
なるようようにといった願い事をしてたわけだ。
でも、今の日本では願い事全般が叶うと錯覚されてしまい、
やれ給料を上げろとか、彼氏がほしいとか短冊に書くようになった。
ウケ狙いとしても、一番やってはいけないのは、
「願いがすべて叶うように」ってやつだ。
長女も幼稚園で短冊を書いたらしいが、内容を聞いたら、
「ねがいがかなうように」だったらしい。
「すべて」といわないだけまだましか。
私が書くなら、「自分でなんとかする」かな。