ラグビー日本代表がやってくれた

この土曜日、世界ランク5位で、ヨーロッパチャンピオンのウェールズ相手に
23−8で快勝という偉業を成し遂げたのだ。
今回のウェールズ代表メンバーは、南半球にイギリス連合軍として
15人を送り出したその残りのメンバーだった。
けが人もいて、悪く言えば、2.5軍ぐらいの若い選手が中心だ。
それでも過去、善戦しても勝てなかった相手に勝利したのは大きい。
新しい歴史をつくったと言える。
直前の2試合では、トンガとフィジーに煮え湯を飲まされていた
だけに、スカッとする勝利だった。
一般紙も一面で報じるなど、露出が多くなった。
やはり勝負事は勝たないとね。
ただ、これだけみんなの賞賛があったのも、
今まで日本代表が海外の強豪相手になかなか勝てなかったからで、
世界ではまだまだ簡単には勝てないという意識があるから。
サッカーだったら、もろ手を挙げて賞賛とはいかなかっただろう。
それはサッカーは一足先にW杯でのベスト16という結果を残しているから。
ラグビーも早くその粋に達して、勝って当たり前とはいわないが、
「それくらいできるだろ」とファンに思わせてほしい。
勝って大絶賛されることがなくなってからが本当の勝負だ。
とはいえ、山頂への道も一歩から。
とにかく目の前の試合を勝つことだ。
近く、カナダ、アメリカとのゲームがある。
これらのゲームにこそ注目だ。