子どもたちは、少しは英語に興味があるらしい。
興味があるんなら、習わせたら?
という人もいるが、私はあまりのり気じゃない。
子どものころは体を動かす習い事をしてほしいから。
50代後半から60代になると、英語アレルギーというか、
英語を勉強しておけばよかったと思う人が多いらしく、
「これからの時代は、英語は必須」とよくいわれる。
でも、ぼくは「必要になったときに集中して学んだほうが効率的」
と思っている。
その理由は、
1.日本では日本語ですべて生活できるので、英語を使う場面がなく、
せっかく習っても、保持していくのが大変。
2.旅行で行くとき使うぐらいなら、「英会話本」で十分。
3.正しい発音で英語をしゃべっている人は、全世界の英語圏の人のうち
ほんのわずかであるから、日本語なまりの英語で十分。
4.英語を習っても自国の歴史とか国民性、習慣や伝統などについて
話す内容がなければ、英語を話す意味がない。
なので、友だちをつくる目的で習うのなら英会話教室はいいと思う。
いざ習おうとするとき、拒絶反応が出ないように、
他国の言語を話すことは楽しいことなのだということが
子どものころに染み付いていればそれでいいという考え方だ。
ちなみに、言語は30歳代以上のほうが身につきやすいと言われている。
社会経験が豊富なので、わからない話を類推する能力が高いからだ。
だから、いくつになっても英語はしゃべれるようになる。
日本では英語が学校で習う学科になっているため、
他の教科と同じように捉えてしまうから苦手意識が出てくる。
10年後は機械が翻訳してくれるから、習う必要がないという人もいるが、
それもまた極論で、やっぱり同じ言語でしゃべるからこそ
腹を割って話せる面がある。
英語を話すのは楽しいので、いずれまた自分でも習いたいと思っている。