30歳になったら家を出よ

子どもがふたりとも女の子なので、
将来は30歳までに結婚、出産を経験してほしいなと思う。
まだまだ20年くらい先の話なので、妄想に近い。
で、30歳までなら独身でも家にいていいが、
三十路になったら独り暮らしをしてほしい。
と妻に言うと、真っ向から反対された。
「東京はみんな結婚するまで同居する!」
という具合だ。
それはそうと、子どもには最低1年、できれば3年ぐらいは
独り暮らしを経験してほしい。
自分も独り暮らしを12年も経験して、成長できたと思うからだ。
この話をある20代後半の女性編集者にしたところ、
「30歳までなんて寛大ですね!」と言われた。
彼女は「早く自由になりたかった」という尾崎豊的な理由で
地方都市から東京にやってきて、独り暮らしを始めた。
ニュアンスとしては、「もっと早く追い出してもいいのでは」
という雰囲気だった。
親から小言をもらうのが、早く自由になりたかった理由らしい。
子どもを早く自立させたかったら、
親は小言をたくさんいうことだという結論になった。
ニートとか引きこもりは、外に理由がある場合もあるだろうけど、
自分ちが居心地良すぎるってのもあるんだろうな。
ひとりっ子で1部屋をあてがわれていれば、そりゃ居心地いいだろう。
自立する動機なんて単純で、
「自分で働いて好きなもの買いたい」
「自分だけの部屋がほしい」
「親からの干渉から抜け出したい」
ぐらいのもんでしょう。
女性はあまり引きこもりにならないらしいけど、まあ考えますよね。
30歳になっても食事、洗濯、掃除の世話をしてもらい、
依存心が強いままでは本人のためになりませんからね。
まあ、まだまだ先の話なので、妄想に近いです。