食べていいもの、悪いもの

よく酒を飲む人が「夜は炭水化物を抜いている」っていう話を
2日連続で聞いた。
それで健康診断の数値とかもよくなるんだとか。
「50歳になったら炭水化物をとるな」という本もある。
「ラーメン&ライス」など「ダブル炭水化物」が好きな私は、
「50歳になったら、炭水化物食べたらいかんの?!」ってなった。
ある医者が言っていたが、昔は「こういう栄養素を取らないと
こういう病気になる」といわれていたが、最近は、
「こういうものを食べすぎると、こういう病気になる」と
いわれるようになったというのだ。
昔は食べ物が限られていたから、脚気とかいろんな病気があった。
でも今は摂りすぎが問題になるんだね。飽食の時代だからね。
塩分で胃が炎症を起こすので、昔は胃がんが多かったんだってね。
でも最近はなんでも塩分控えめだから、胃がんは減ったらしい。
こういう「○○を食べれば、こうなる」とか、
「○○を食べなければ、こうなる」というのは、
ちゃんと医師の助言でやったほうがいいと思う。
人によって全然状態が違うもんね。
夏の汗をかく時期に塩分を控えると危険だし、
汗をかく肉体労働者は塩分を控えなくてもいい。
こういうことがすべてに言えるので、メディアで語られる
「これを食べろ、これを食べるな」は自分の判断でやらないことだ。
というも、現代人は自分の体に対する感覚が鈍くなっているからだ。
本当は、自分で最低限の知識はもっておき、自分の体に聞くのがいい。
つまり、「食べたいと思ったものを食べる」ってことだ。
「食べたい」と思うときは、体が欲しているものだ。
現代人は、数値化されないものにはとたんに無頓着になるので、
自分の感覚よりも数字のほうを大事にしてしまう。
自分の体に対する感性を上げていくことが必要だね。