最近、活動休止するミュージシャンって多いよね。
なんやかんやと理由をつけているのを見聞きするけど、
なんだかようわからんことが多い。
結局、ネタが枯渇したんだなって思うことにしている。
アーティストって大変な仕事ですよ。
常に新しいものをつくりつづけなくちゃいけなくて、
そうでなきゃ、「いつも同じようなのばっかつくって」
といわれてしまう。
自分を支持してくれていた世代は大人になって、
音楽をゆったり聴くことはなくなっていくから、
新しい世代のファンを獲得しなきゃいけない。
そのファンは自分とどんどん年齢が離れていって、
価値観や感覚が違っているので、受け入れられなくなっていく。
自分のあまりの世間感覚のなさに、人生修業をする人もいる。
そういうのを乗り越えて、普遍性のあるもの、時代に合うものを
つくれる一握りのアーティストだけが生き残っていくわけだ。
多忙が原因で限界になって、休養するようなアーティストは
生き残っていくのは難しいだろう。
かつてビートルズは、かなり売れてからもコンサートで移動する車中で
曲作りに励んでいたというから、それぐらいタフでないと
生き残っていけないんだろう。
私はアーティストじゃないから、活動休止しないし、
活動休止はすなわち廃業を意味する。
タフでないと生き残っていけないのは、こっちも同じだけどね。
