テレビや新聞の広告

テレビや新聞はだんだん高齢者御用達のメディアに
なっていくのかなと思うことがある。
前にも触れたけど、雑誌には日本刀とか神棚とかの広告がよく入っている。
新聞にもレコードプレーヤーとかが宣伝されていたりする。
おもしろいのはテレビCMだ。
昼間の番組なんか完全に高齢者向けのCMを流している。
先日は、血圧測定機を宣伝していた。
「今回はなんと2個、お付けします!」ってやつ。
夫婦で同時に測れますよって、交互にやったらええがな。
同時に測る必要性を感じない。
また別の日は、補聴器を売っていた。
たぶん、2個から増えてすでに4個になっていた。
ところが、その日はさらに倍の「なんと8個セットでご提供!」とのこと。
耳は2個しかないでーと声を大にしていいたい。
布団圧縮袋などは、細胞分裂のように倍々ゲームで増えていき、
私が確認しただけでも最大16枚ってのがあった。
たぶん、今後32、64と増えていくのだろう。
若者だったら、この値段設定に疑問を抱き、ネットで安く買うだろう。
でも、高齢者の場合、電話で人間に対して注文できるのは
値段が高くても容認できる安心感があるのだろうと思う。
誰に何をいくらで売るのに、どんな広告の手段があるか、
なかなか勉強になる。