田宮模型さん、ありがとう

子どもにおもちゃを買ってやろうと、
おもちゃ屋さんにいくと、ラジコンカーが目につく。
小学3,4年のころからラジコンに小遣いを投じた時期があった。
さまざまなパーツを追加購入して、パワーアップさせるのが
大変におもしろく、どんどんのめりこんでいった。
ラジコンカーが速くなると、激突してバンパーなど
さまざまな部品が壊れるので、買い換える必要があった。
近くに模型店おもちゃ屋がなく、どうせ行ったとしても
取り寄せになるので、カタログを見て、自分で取り寄せの手続きをした。
そのとき、現金をそのまま送っていたのを思い出す。
たとえば、500円玉3枚とかを型紙にセロテープで
貼り付けて封筒で郵送するのだ。
送り先は、当時も今も多くのラジコンカーを販売している
田宮模型(現・株式会社タミヤ)だ。
きっと現金を郵便で受け取った担当者は困っただろう。
それでもパーツはいつも届いた。
「子どものやることだからな」
と苦笑しながら、パーツを詰めてくれたのだと思う。
現金なんか処理に困る、と突っ返すのではなく、
誠実に対応してくれた田宮模型の担当者には感謝する。
そういう大人の対応が子どもを育てるのだと思う。