分煙への道

わが社のオフィスは数十坪の小さなものだから、
分煙スペースをつくることが困難だ。
編集者、ライターという、イメージ的に灰皿が山盛りに
なっているような職業だから、喫煙派のほうが多勢だ。
これまでは喫煙フリーの無法状態だったのだが、
社会的に分煙が進んできたので、社長が一年発起して
ベランダに分煙スペースを設けたのだった。
それも数年すると形骸化してきて、暑い日や寒い日などは、
普通に吸うようになってきてしまった。
最近は午後になると咳が出るようになり、
頭が痛くなることも出てくるようになったため、
改めて分煙を直談判した。
そして、みんなが見える場所に
「煙草はベランダへ!」と張り紙しておいた。
これで守られないなら、この張り紙を拡大コピーして
どんどん大きくしていくつもりだ。
誰かが言わないとね。
職場は友達をつくるところじゃないから
うるさい奴と嫌われてもぜんぜん結構。
第三子も生まれることだから、長生きする必要があるしね。
徹底的に喫煙者たちを追い詰めていこうと思う。