ひとりでやろうとしてはいけない

男は外で稼いで、女は家事と育児――
そんな意識が30代は強いらしい。
家事を手伝ってくれない旦那を嘆く主婦の声がよくあるけど、
実は妻のほうが「自分がやらなきゃ」と強く思っている。
高学歴女性ほどこの傾向は強いのだそうだ。
理想が高いから、自分を追い込んでしまう。
男も自分ひとりが家計を支えなきゃと思っているから、
「理想の年収600万円以上」という女性の願望を聞いて
尻ごみしてしまう。
男女がこういう意識になってしまうのも無理はない。
だって、自分の親がそうやって自分を育ててくれたんだもんね。
でも男は自分の親ほど稼げないのが現実。
「給料なんて上がるものなの?」という人さえいるんだから。
だったら意識を変えるしかない。
「俺が家計を支えなきゃ」「あたしが家事・育児をしなきゃ」
などとひとりで荷を背負う必要はないし、
できると思うのは、自分をかいかぶりすぎ。
足りないところを双方で補うしかない。
もっと楽に考えることができたら、結婚することも
結婚生活を続けることも、難しいものではなくなるだろう。