なんの気なしにつけたテレビで、
３９歳の体操選手が映っていた。
ブリガリアのヨブチェフ選手。
見た目は２０代選手のそれと変わらないが、
顔にはしわが目立つ。
吊り輪の演技に挑戦、危なげなく技を披露し終えた。
毎日トレーニングを続けることは難しくなってきた
とあとの紹介映像で彼自身が語っていた。
３９歳でも身体と技を鍛え続けるなんて、
並大抵の意志と情熱がなきゃムリだよね。
体操ほどピークを過ぎて続けるのが難しい競技はないと思う。
ぼくより２歳も年長のおっさんのがんばりには
大いに励まされた。
国の体操協会の会長でもあり、今回が最後の五輪という。
次に見る夢は、後進の金メダルかな。
