台風を楽しむ人

台風を楽しむ人っていますよね。
21日は関東で夕方から強い風と降雨で交通機関は大混乱した。
私は取引先で打合せをしていたのだが、その最寄駅の電車が止まった
らしく、しばらくその先方で時間を過ごした。
午後5時半ごろには社内が騒然となった。
「どうする? タクシーしかないか」
「いま判断しないと手遅れになる!」
「○○線も止まったって?!」
などの言葉が飛び交う。
見ていると、だいたい3割以上の人たちは、この非日常を楽しんでいる。
その中に、台風を祭りととらえて大騒ぎする人が必ず10人に1人はいる。
天気図をカラーコピーかなんかしちゃったりして、
「どうするんだ、帰れなくなってしまう!」といい、
「4時になったら帰ったほうがいい!」と早く帰ろうと主張する。
顔は真剣な感じを装っているが、目の奥と口の端で笑っていたりする。
地震と違って時間が経てば電車も必ず復旧するのだから、
大騒ぎする必要はないのだが、普段ないことだから騒いでみるのだろう。
まあ、私も高をくくっていて、いくらなんでも午後10時になったら
普通に帰れるだろうと思っていたら、京王線が新宿で入場規制を行なって
いたため、時間を空費するのを恐れて中央線で帰宅した。
帰宅に2時間もかかってしまった。
こういう非日常のアクシデントは私も嫌いではないが、
これだけ帰宅に時間がかかったり、被害が出たりするような災害は
いただけない。
今後、震災にも備えて、帰宅困難になったときのことを
シュミレーションしておかなければならないと思った。