人生ゲームの人生

私の世代は、小学2年生のときにファミコンが発売された、
初期のゲーム世代だと思う。
その当時からテレビゲームも好きだったが、
ボードゲームも好きだった。
麻雀を子供風にしたドンジャラ、野球盤、イギリスのパブにあるような
棒をクルクル回しながら、選手を動かすサッカーなど。
でも一時期ぼくがはまったのが、人生ゲームだった。
人生ゲームは何度もリニューアルされていて、
懐かしくなって26歳のときに改めて現代版を購入した。
あれって、最初に専門職コースか、サラリーマンコースを選ぶんだよね。
専門職コースになると、芸能タレントとかカーレーサーとかになれる
のだけど、収入が不安定。
一方、サラリーマンコースを選ぶともうすぐに「給料日」に
飛ばされてしまって、少ないけど毎回決まった額の収入があるんだよね。
で、大事なのはここから。
専門家コースではうまいぐあいにマスに止まれないと、
なんとフリーターになってしまうんだよね。
ハイリスクハイリターンか、ローリスクローリターンかを選ぶわけ。
でもって、ゲーム中盤になると、転職できたりするんだよね。
芸能人から政治家ってこともできちゃう。
なんか微妙にリアルなんですよ。
そんなのをやってると、現在の自分はどうなんだろうなって思う。
身分はサラリーマンかもしれないけど、いつなくなるとも知れないから
そのときは自分で食っていくしかなくって、仕事的には専門職に近い。
もしかしたら、高収入を得られるかもしれないし、
リスクもあまりたぶん高くない。
ただはっきりしているのは、人生ゲームと違って、ルーレットを
回すだけじゃ何も変わらなくて、努力し続けなきゃいけないってことだ。