「カーズ2」

3歳の長女がどのアニメよりも関心を示したのが、
ピクサーの「カーズ」だった。
テレビ放映されたものを録画して何度も見たり、
ミニカーを欲しがったりする。
女の子だけど、人形遊びより、ミニカー遊びのほうが好きなのだ。
で、1か月以上も前からCMでやっていた「カーズ2」を
ようやく見に行くことになった。
長女は初めての映画館だったのだが、ちゃんと座って見ていられた。
それはいいのだが、内容がちょっと子どもには難しすぎた。
「アリノール」という架空の燃料を巡って、ガソリン派とアリノール派が
レースを背景に対立するというもので、アメリカとイギリスのスパイが
絡んでくるという、3歳児には到底理解不能の内容だった。
私でも細かいところの事情がよく飲みこめなかったもの。
世界的な興行収益を見込んで、「ロケ地」に日本、イタリア、フランス、
イギリスを盛り込んだせいで、場面がめまぐるしく変転する。
レースシーンは迫力があったけど、肝心の主人公・マックイーンより、
脇役のほうが前面で活躍する。
ちょっとやりすぎな感じがしましたね。
たぶん、小学生低学年でもわけわからんと思うので、
もっと素朴で単純におもしろい話がよかったなあと思いました。