一人サマータイム

私が卒業した高校はなかなか先進的で、
早くからサマータイムを導入していた。
なんのことはない。
夏場だけ始業時間を8時40分から20分早めただけ。
高校は自宅から自転車で20分程度のところにあったので、
8時ぐらいに出れば十分間に合った。
始業時間が早まることで、そのぶん、部活動も長くできた。
ただし、6時には校門は閉められた。
そして、6時半には家につく。
7時半からの夕食までの1時間と、
夕食までの3時間ぐらいは自由に過ごせたはず。
その時間、何をやっていたか、まるっきり思い出せない。
ゲームをやっていたことと、勉強をやっていなかったことだけは確かで、
それ以外に何をやって過ごしたのかまったく思い出せない。
たぶん、何もやっていなかったか、居眠りしていかのどちらかだ。
あの時間を、高校生らしく、買い食いしたり、
女子と交際するか(できなくても交際しようとするか)して、
過ごせばよかったと思う。
でも、そう考えたら、今だってそうなんだよね。
たぶん、時間はあるんだと思う。
一人サマータイムを導入して、夜早めに眠って、朝何かやろうかなあ。