日本で節水は必要ない

エコっていうけれど、実際、よく考えないと生活が窮屈になるなと思う。
たとえば、節水。
うちは節水にも取り組んでいて、風呂水を洗濯に使っていますが、
それは節約のためであって地球環境のためではない。
どうしてかというと、日本は水が豊富にあるからです。
日本の降雨量は世界の2倍近い。年に1800mm降る。
まれに夏場に渇水する地域もあるので、日本では節水は
渇水対策のためにやるものであって、地球環境のために
やるものではないのです。
地域環境と地球環境をごっちゃにしてしまっているんですね。
だから、渇水の心配がないのに節水を呼びかけるのは、
水道局にとっての不買運動でしかありません。
これって木材についても同じことがいえます。
日本は木材が余っています。切り出すのに高くつくから切り出せないだけ。
だから日本では木を切るべきです。
でもこれを地球環境とごっちゃにすると、自然破壊はダメとなる。
エコとは何かというと難しいのですが、
限りあるものに対して節度を持って使うということでしょう。
日本では、それは電気でしょう。
限りのない風力、潮力、地熱、太陽光などで全部電力がまかなえるなら、
節電なんてする必要はないんです。
でも火力にしろ、原子力にしろ、限りがあるから節度を持って使う。
そしてその限りがあるかどうかは、地域の事情と地球の事情とを分けて
考えることが必要なんだと思います。